人を動かすコミュニケーションで読み解く戦国逸話

経営者と社員、上司と部下、同僚、後輩といった職場の人間関係で人を動かすためのコミュニケーションとは?という視点で戦国武将の逸話をご紹介していきます。

歴戦の勇将が語る 部下の出来が悪いわけ

あなたがいつも使えないヤツだ

と大声で嘆いている部下。

 

どうしてこうも仕事の出来が

悪いのでしょうか。

 

どんな目的か理解せず

言われたことをやっているだけ?

 

きっとそうなのでしょう。

 

そのやり方だとどうなるか想像力が足りない?

それもまたそうなのでしょう。

 

今回の戦国逸話でご紹介する武将は

部下の出来が悪いわけについて語っています。

 

九州北部に一時勢力を広げた大友家は、

島津や毛利といった強力なライバルの攻勢で

次第に劣勢に立たされます。

そんな大友家を支えた武将に

戸次鑑連(べっきあきつら)

という人物がいます。

 

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武勇に優れた武将で、剃髪して道雪と号し

後に立花姓を名乗ったとされることから

立花道雪という名で知られます。

いつも道雪はこう語っていたといいます。

 

 

武士には本来弱い者はいない。

もし弱い者がいれば、

その本人が悪いのではなく、

大将が励まさないことに罪がある。

わしの配下の武士は言うに及ばず。

もっと身分の低い者でも

手柄を立てない者はいない。

他の家にあって後れをとる武士がいれば、

わしのところに来て仕えるがよい。

見違えるような大剛の者にしてやろう

 

 

仕事のできない部下は、

私たちが愚痴ることで

できる部下になるのでしょうか。

 

道雪はこのように部下ができないのは

上司の罪だと言っています。

 

そして他でできないやつといわれているなら、

自分のところに来れば仕事のできるやつに

してみせるとまで言い切っています。

 

もちろん部下自身の精進が

必要なのは間違いないことです。

 

ただ、私たち自身”大将”としての振る舞いが

できているかどうか振り返ることも必要ですね。

 

 

 

道雪は若い時、雷に打たれて

足が不自由になりました。

 

このため馬に乗れず輿に乗って

陣頭指揮を取ります。

 

いざとなれば敵中に自分の輿を放り出せ

とまで言って指揮をとりますが、

道雪を慕う家臣たちは

輿の周りを固め戦い続けました。

 

そして大きなものだけも

生涯37回に及ぶ合戦で

一度も敗れなかったといいます。