上杉謙信といえば
戦に強い武将として知られています。
その謙信の居城である
越後の春日山城には
壁書が掲げられていました。
壁書というのは今でいうと
会社やチームのために張り出された
スローガンのようなものでしょうか。
その一部にこんな言葉があります。
死なんと戦えば生き
生きんと戦えば
必ず死するものなり
最初から守りに入って
戦いに臨むのではなく、
死ぬ覚悟で臨むからこそ生きられる。
こうして部下たちを鼓舞する
上杉謙信は戦には
先頭に立ち臨んだといいます。
自分のことを毘沙門天の
化身だと思い込んでいた
というので、またなんとも凄い…。
謙信といえば川中島の戦いで
武田信玄との一騎打ちが有名です。
実際は無かったのではと言われますが、
リーダーとして先頭に立ち
戦ったからこそ生まれた逸話です。
そんな姿があるから
この壁書の言葉が覚悟として伝わり、
上杉軍は戦国でも1、2を争う強さを
誇ったのではないでしょうか。
リーダーとして周りに
どんな覚悟を示せているか。
一度省みることも必要ですね。