「武士であれば出陣のたびに
初陣と心得るべし」
2017年の大河ドラマといえば
「おんな城主 直虎」ですが、
その直虎が育てた亡き許嫁の子が
井伊といえば最強の証とされる
赤い甲冑で身を包んだ赤備えが有名です。
ひこにゃんも赤い兜をを被ってますね。
もともと徳川軍を恐れさせた
武田信玄配下の最強部隊が赤備えでした。
武田家滅亡後、
徳川は武田遺臣や軍法を取り入れます。
井伊が赤備えを採用したことで
武田の赤備えがいかに最強で
畏敬の対象であったかがわかります。
その武田軍の赤備えを率いていたのが
武田四天王にも挙げられる
山県昌景(やまがたまさかげ)です。
こんな逸話が残っています。
あるときこう昌景は尋ねられました。
「山県隊はなぜそこまで強いのか」
すると昌景が言ったのが冒頭の言葉です。
その意味として
「訓練も大切だが、
一番大切なのは戦に臨む心がけである。
緊張感を持ち、油断すれば死に繋がる」
と。また、
「慎重に策を練り、勝てると思っても、
確信しないかぎり戦わないようにしている」
とも言ったとされています。
仕事でもなんでもそうですが
初めての緊張感を忘れ
なんど痛い目を見てきたか…。
という心当たりってありますよね。
短くキーワードとして目につくように
しておこうと思います。
「初陣(ういじん)」
この逸話とはまったく関係ない話で、
こんなにカッコイイことをいう
昌景の見た目は小男で醜男だったそうです(^^;;
私の中では子供の頃に見た
演じていたカッコイイ昌景なんですが…。
昌景は、鉄砲で有名な長篠の戦いで、
軍配を口にくわえたまま奮戦し、
織田・徳川連合軍の
銃弾を馬上で浴びた最期だったといわれます。
信長の記録「信長公記」には
長篠の戦いで討ち取った武田家臣の
筆頭に山県昌景の名前が記録されています。