戦国逸話に学ぶ自分や人の動かし方

戦国時代を生きた武将がどうやって自分や人を動かしたか?戦国逸話から読み解き私たちの仕事や人間関係に生かすヒントを探ります。

誰の何のために裏切るのか 明智光秀

こんにちは、丘田両兵衛です。

戦国武将たちが

どうやって己や人を動かしたか

今に活かす逸話をご紹介しています。

 

今回は行動を起こす

理由、動機について取り上げてみます。

 

仕事でもなんでも、何のために

なぜするのか、は大切なことです。

 

 

そこで登場してもらうのは

明智光秀

です。

 

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光秀 といえば

本能寺の変で

主君・織田信長を討った

謀反人として知られます。

 

これまで小説や映画、ドラマなどでは

光秀と信長のこんなエピソードが

描かれてきました。

 

・丹波の波多野氏を攻めた際、

 城が落ちなかったため

 旧領安堵する約束の証しとして

 光秀は老母を人質として送った。

 降伏してきた敵将を信長が磔にしたため

 怒った残党が人質の老母を殺した。

 

・酒席で信長が下戸の光秀に

 大盃で酒を飲むことを命じた。

 光秀が辞退しようとすると、

 信長が刀を抜き、刃を飲むか酒を飲むか

 と迫ったため仕方なく酒を飲んだ。

 

・武田氏を滅ぼした際に、

 光秀がようやく長年苦労が報われたと言うと

 信長が「お前が何をした!」と足蹴にした。

 

・安土城に家康を迎える際に

 光秀は接待役を言いつけられたが、

 信長から魚が腐っていると難癖をつけられ

 接待役解任のうえ、備中出陣中の

 同僚・秀吉の指揮下に入るよう命じられた。

 

・これから攻める予定の

 石見、出雲を攻め取ったら

 切り取り次第領地として与える。

   そのかわりに

 現在の領地は今すぐ没収すると

 信長から言われた。

 

などなど、

すぐ思いつく逸話をざっと挙げてみました。

 

なかなか酷い扱いを受けた

逸話ばかりですね。

 

もし、こんな仕打ちばかりされたら

恨みを晴らそうとしても不思議はありません。 

 

ただ同情はされるかもしれませんが

長い目で見たとき人がついてくるとは

思えないですね。

 

何か成し遂げようとするときは

誰の何のためにその行動を起こすのか

目の前の結果の一歩先を

考えられるようになりたいものです。

 

 

ただ、私は光秀という武将が好きなので

名誉のために付け足します。

先に挙げた逸話は後世書かれた

軍記物といわれる物語が出所です。

信憑性については低いものばかりです。

 

もっと確かな資料から見える

光秀と信長の関係は良好でした。

 

信長からの酷い扱いから

光秀が恨みを持っていたというのは

どうも物語として作られた逸話のようですね。

 

このいわゆる怨恨説以外の動機は

朝廷のため、室町幕府のため

暴走ぎみの信長を止めるため

自ら天下人となる野望のため

様々な説があり現在もはっきりしていません。

 

本当は、

個人的な恨みを晴らすためではなく

誰かのための行動で

あったと信じたいですね。

 

2020年大河ドラマ「麒麟がくる」は

光秀がそんな主人公であることを期待します。

 

 

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